翻訳家は英語力がなければ務まらない仕事
翻訳家という仕事は英語などの外国語で書かれている文章を日本の言葉に訳す仕事で、英語力、語学力がなければ務まらない仕事です。
様々なジャンルの翻訳があり、小説などの文芸作品、また海外の映画、ドラマなどセリフの翻訳など様々です。
小説などはどんなふうに表現すればその作者の真意が伝わるのか?言葉のチョイスがとても難しいですし、ドキュメンタリーなどの場合、お話しされている人の言葉が正確に聞き手に伝わる様に話をしなければなりません。
学術書などの翻訳をする場合には、その本に書かれている高度な専門知識を理解していないと翻訳が難しくなりますし、分野などもかなり広いので知識をしっかり持っていないと出来ない仕事でもあります。
大学や短大などで語学力の専門教育を受けることが大切
まれに帰国子女でこうした仕事に偶然ついたという方もいますが、現在翻訳家として活躍される多くの方は、大学や短大などで英文、外国語の学部で専門教育を受けてきた人が多いです。
専門学校、スクールで翻訳指導を受けてきたという方もいます。
翻訳するためのコツ、ポイント、言葉のチョイスの仕方なども理解していなければなりませんし、時に、英語の四字熟語や比喩なども小説やドラマ、映画などの中に出てくるので通常の英語力以外、英語に対する深い知識が必要です。
翻訳家になりたいという気持ちを持っている場合、履歴書に英語力、外国語力がある事を示さなければなりません。
TOEICのスコアが900点以上などのかなり高いスコアとなっていると就職に有利になるといわれています。
英語を利用する他の仕事と比較してもTOEICの点数を見てわかる様に、翻訳家は非常に高い外国語能力が必要です。英語検定なら1級を取得するなど、学生時代、ストイックに英語の力を付けることが重要です。
フリーランスとして活躍できる魅力ある仕事
翻訳家は多くがフリーランスで働いていて、どの位の仕事を行うか、受けられるかによって年収も違います。
通常、翻訳する文字数と単価が決まっていますが、経験値が高くなっていきスキルをもっている人はこの単価がかなり高くなります。
専門的知識が必要な学術書などの場合、翻訳するということにプラスし、その専門的知識が必要となりますので、そのレベルの高さに応じて単価も高くなります。
経験と実績が多数ありスキルが高い人になると年収が1000万円を超えるということも珍しい事ではありません。
ただある程度名声をえないと仕事の量が少ないので、他の仕事と兼業で翻訳家を続けているという人もいて、自分がどのくらいいい仕事に巡り合えるか?など、運もかなりかかわってくる仕事といえるのかもしれません。