漢字にも語源がある様に英語にも語源がある
漢字にはこういうことを意味しているとか、こういう形からこうなった等語源があります。
英語の単語にも語源があり、最近注目されている語源学習法は、英会話や英作文などを単語というパーツに分けてその単語の語源から英会話、英作文全体のニュアンスを掴むという学習法です。
英単語の場合、接頭辞、語根、接尾辞という3つのパーツに分かれています。
単語のpreとpaidが組み合わさってprepaidという言葉が成り立っていて、接頭辞のpre、前もってという意味と、支払ったという意味の語根paidで前払いという意味を持っています。
単語の意味を理解することで組み合わさっている英単語の意味を理解しやすくなるという勉強法は、英語が苦手な日本人にととっても論理的に考えやすい、覚えやすい学習法だと感じます。
知っておくと便利な単語の語源を理解する
引く、引っ張るという言葉、tractは、語根がtract、ラテン語でtrahere、引く、引っ張るという意味を持っています。
日本語にもトラクターという言葉がありますが、トラックと接尾辞の名詞化、orを利用した言葉です。
tractに接頭辞のatを付けるとattractひきつけるという意味になりますし、接頭辞のdis話してという言葉に引っ張るのtractを付けてdestract、そらす、紛らわすという言葉になります。
接頭辞の外にという意味を持つexとtractがくっついてextract抜く、抜粋するという意味、接頭辞の一緒にというconとtractを付けてcontract 契約するという言葉が成り立っています。
mit、missもよく利用する英単語
語根がmit、missはラテン語のmittereが由来となっている言葉で送るという意味を持っています。
これも接頭辞や接尾辞をあわせることで様々な言葉に変化します。
接頭辞の○○の方へという意味を持つadとmitをあわせるとadmitという動詞、○○を認めるなどの意味にありますし、接頭辞の完全という意味を持つcomとmitをあわせるとcommit、委任するという言葉になります。
接頭辞の向こう側へという意味を持ったtransをmit送るをあわせるとtransmit、別のところに送るという意味になります。
surも覚えておくと便利な接頭辞
ラテン語のsuperが語源となっているsurは超えてなどの意味を持ち、私たち日本人もよく利用する言葉を形成しています。
接頭辞の超えてという意味のsurとvive生きるという意味をつなげてsurvive生き延びるという意味になります。
これが接頭辞のalとsurviveが組になればsurvival、生き残ることという意味になります。
接頭辞の超えてという意味とface、面という言葉が組み合わさるとsurface、表面、うわべという言葉になりますし、接頭辞のsurと積むという意味があるchargeをあわせるとsurcharge荷重、追加料金という意味になります。
接頭辞の意味とそれに続く言葉の意味を理解しておくことで、単語全体の意味が理解できるようになるのです。