テレビで見かけることもある英文速記者
テレビで海外の要人が来日された時、会議などでその方の近くに座り何やらパソコンを売っている方を見かけることがあります。
この方々は海外の方がインタビューなどを受けている時や、英会話で会議をされている内容を英文速記する方々です。
最近はパソコンを利用し素早く会話を打ち込むという作業を行っていますが、昔は会話を聞いてノートに速記する等行われていました。
現在はパソコンに専用の速記記号を入力、その英会話を英文に起こす反訳という作業を行います。
外資系企業などでも会議記録などでこうした人材を必要とするところが多くなっていますし、政府機関、国際機関などの中で活躍される方もいます。
録音した会議の内容を英文で起こすなどの仕事も最近は多くなっているようです。
英語力必須、速記知識必須の仕事
英文速記者は英語で会話している方の近くで速記の専用記号などを入力します。
この時、英語の力がなければ何を質問しているのか、何を話しているのか、わからないので、英文速記者には高い英語能力が必要なのです。
英語の話を聞いてそれを速記することが必要となるので、当然、速記の専門知識が必要となります。
最近は在宅ワークとして会議などの内容を文字データにするという仕事もあります。
いずれにしても速記記号の理解、高い英語力が必要です。
英語力と共に必要な情報収集力と社会情勢の知識
国が利用することもありますし、企業が利用することもある英文速記者は、幅広い知識が必要となりますし、古い知識ばかりではなく新しい情報にも精通していることが求められます。
レベルの高い人材になれば海外の要人の会話を英文速記するということが必要となりますので、ネイティブでスピードの速い英会話を聞いて、速記することが求められます。
新しい情報や社会情勢について理解しておくことで、仕事に大いに役立ちますし、これから英文速記者になりたいと思っている方は幅広い知識を養わなければなりません。
フリーランス、派遣で働く人も多い
高い英語力に加えて速記という特殊な能力を持っている人材なので派遣に登録して業務されている方もいますし、独立しフリーランスとして働かれている方も少なくありません。
TOIECのスコアをあげておくこと、また情報に常に敏感になっておき、英語速記者をめざし就職するために、速記の実力も上げておくことが大切です。
大学などではコミュニケーション学や言語、その他、海外文化などを学べる学校が有利です。
英語速記検定試験などに合格しておく方がより、就職しやすくなります。
日頃から英字新聞を読む、映画を翻訳なしで聞くなどして日々、日常生活の中で訓練しておくことも求められるでしょう。